なぜ通勤でウォーキングの距離を少しくらい伸ばしても痩せないのか?
ダイエットといえばウォーキングから始める人も多いです。
そして気軽にウォーキングを始めようと思った時にすぐに思い浮かぶのは、近場の人ならウォーキングで通勤しようとか、駅まで自転車を使っていたところ、ウォーキングしてみようといったことではないでしょうか?
たしかに、それだけでも今までほとんど歩いてなかったのにウォーキングを始めたというだけで効果は無くはないです。
ところがほとんどの場合痩せるところまでは行かなくて、結局モチベーションが下がり、元の通勤方法に戻ってしまうという方も多いのではないでしょうか?
この記事を読んでいただいているということはあなたもそうかもしれません。
そこで、通勤ウォーキングをしても痩せない理由を考えてみました。
しっかりと距離や時間を歩いているか
最初に確認したいのは痩せるに足る距離や時間を歩いているかです。
具体的に何分歩けば痩せるのかについては、その人の健康状態や体重によって無理しない程度で最大限というしかないのですが、ハッキリ言って、1日15分余計に歩いたくらいでは、それほど効果は見られませんね。
ことあと話しますが、ウォーキングの場合は早く歩けば歩くほどカロリーを消費します。
ある程度効率のよい早歩きの場合でも15分では87.5Kcal程度。
1kg体脂肪を減らすには82日間かかります。
つまり約3ヶ月かかるわけです。
実際には1kg程度の体重の変動は日常茶飯時に起こりますので、仮に3ヶ月後に1kg痩せたとしてもそれが果たしてウォーキングに寄るものなのかはわかりませんよね。
そして人間短気なので、1ヶ月後には変化を感じたいもの。
繰り返しますが、1日15分程度では効果が見られないので、その結果、挫折して諦めてしまうという残念なことに。
なので、やっぱり最低1日30分以上。
そして運動に慣れてきたら本当はジョギングに切り替えてみたいところです。
ただし健康維持でウォーキングをする場合は問題ありません。
適切なペースで歩いているか
先程も触れましたが、ダイエット目的でウォーキングをする場合にはどんなペースでもいいというわけではなくて、最適なペースというのがあります。
それは出来る限り早く歩くということです。
推奨は早歩きで時速にすると6kmくらいです。
体感的には、肩を上げ下げしてハアハアするようなペースだと早すぎです。逆に体脂肪が燃えにくくなってしまいます。
息が切れ始めるか切れないかくらいがちょうどいいです。
いままで歩くスピードが遅すぎたかなと感じる場合は少しペースを上げてみましょう。
消費したカロリー以上に食べてしまってないか
案外多いのは消費したカロリー以上に食べてしまうということです。
もちろんビールを普段以上に飲んでしまうのも同じです(笑)
私の場合は祖先が百姓の出だったんですかね。
体を動かすと仕事をやりきったみたいな開放感を感じて、ついつい食べ過ぎてしまいます。
よく食べよく運動するのは成長期や、もしくは減量を終えてボディメイクの段階に入った場合にはいいのですが、まだダイエットで体重を減らす段階では、開放的になるのは週1回位にしたいものです。
時間もある程度歩いているし、ペースもいい線いっているのに痩せないとお悩みの場合は、一度1週間くらい何を食べたかをメモしてみるといいでしょう。
摂取カロリーを予測するにも役立つ他、記録するだけでも多く食べてしまうのを抑制する効果がありますのでお試しあれ。
まとめますと、
- 前提としてウォーキングで痩せる効果というのはジョギングよりも少ない
- ウォーキングの距離や時間、ペースなど量や質が適切でない
- ついつい消費したカロリー以上に食べ過ぎてしまう
これらを一度チェック、理解して正しいウォーキングを心がけ、できればスロージョギングへ移行することをおすすめします。
また、通勤というキーワードで読み解くなら、おすすめなのはよく言われることですが、出来る限り階段を使うことにしましょう。
階段を上るという行為は筋力を使いますので基礎筋力を上げほんの少しですが基礎代謝を上げる効果をもたらします。
そして何よりも、ここでは詳しく話しませんが下半身を鍛えることは若返るもっとも基本的な運動です。
電車にのるなら、出来るだけ座らないで立つというのもいいですね。
それだけでも結構、基礎体力が維持できます。
まとめの3つ。そして最後の通勤でのおすすめ2点を参考にしていただければと思います。