ウォーキングで痩せた人の3つの特徴とは?
ウォーキングでダイエットというのはよく聞く話ですが、夢のないことを言ってしまうと、実はウォーキングはダイエットの運動の手段としては最適とはいえません。
理由は、消費カロリーや体脂肪の燃焼効率が他の運動に比べると必ずしも高いとは言えない上に、ウォーキング自体は負荷の少ない運動なので、痩せ体質への改善が限定的だからです。
とはいえ、時々、ウォーキングで痩せた人って身近にいませんか?
私にはいます。
そんなウォーキングで痩せた人の特徴について考察してみました。
ウォーキングだけで痩せたというのが結論
結論から言ってしまいますが、ウォーキングで痩せたと言っている人たちは、話を聞いてみるとウォーキングだけで痩せたというパターンは少ないですね。
それも含めまして、ウォーキングで痩せた人の3つの特徴についてお伝えします。
食事制限
ウォーキングで痩せたと言っている人たちの共通点は何らかの食事制限をしていることです。
むちゃくちゃ無理な食事制限とかをしなくても、例えば1日のうち夕食だけ主食(炭水化物)を抜くプチ糖質制限食をしているとか、1日のうち8時間の中でしか食事を摂らない8時間ダイエットをしているとかですね。
正直なところ、最初の5kgを痩せるためには運動よりは遥かに食事制限のほうが大切なので、ウォーキングで痩せたという場合には、ウォーキングのお陰でというよりは食事制限のおかげで痩せたというパターンも少なくないんだと思います(笑)
絶対的時間が長い
ダイエット本や雑誌の中には「週に2回、1回30分のウォーキングで成果が出ます!」なんて書いてあることもありますが、正直これだけでは成果が出にくいと思います。
例えば、少し早めのペース(時速6kmほど)で30分歩いても消費できるカロリーは150~200キロカロリー程度です。
1kgの脂肪燃焼に必要な消費カロリーが7,200キロカロリー言われているので、1回30分のウォーキングだと36回~48回必要ということになりますね。
仮に週に2回だけウォーキングするとなると、18週(3ヶ月半)~24週(5ヶ月半)くらいでようやく1kg痩せる計算です。
ちょっと気が長くなりますよね(汗)
なので、もしウォーキングで痩せたならば、毎日1時間歩いていたとかいう人が多いと思います。
少なくとも、週に4~5日、1回1時間程度は歩かないと目に見えて痩せるのは難しいです。
運動強度が適切
最後がウォーキングの運動強度の話です。
ウォーキングでの消費カロリー量は、実は歩く速さによっても違います。
参考:『1時間ウォーキングした時の消費カロリーってどれくらい?強度別の調査報告』
ダイエット目的でウォーキングするからには、まあ普通に散歩のペースレベルでは歩かないと思うんですが、少しでも早く歩くことを意識した人がはっぱり痩せやすいです。
それと、運動強度で言えば、電車通勤の人なんかはエスカレーターを使わずに階段を使うだけでも体力面で違ってきますよね。
疲れにくくなりますよ、本当に。
東京近辺の人はわかると思いますが、もちろん大江戸線や南北線、副都心線などは地下かなり深いところに線路が走ってますので、それをすべて階段で昇り降りするのは不可能に近いと思いますが(笑)
私も出来るだけ階段を使うように心がけてます!
最後になりますが、健康な体を維持するという目的ではウォーキングも有効だとは思いますが、ダイエット目的ではそれほど有効ではありませんし、痩せたという人にもきっと他のことを組み合わせているんだと思います。(筋トレとかも含めて)
なので、できたらウォーキングは体を運動に慣れさせる時期だけにして、ジョギングへと移行するのがいいですね。
どんどん体が進化していきますよ。