なぜ糖質制限食にするとインスリンの分泌が防げるのか?
私が糖質制限食のことを知ったのはダイエットがきっかけでした。
最近はカロリー制限に変わって糖質制限がダイエットの考え方の主流らしいということを聞いたからです。
なので糖質制限もてっきりダイエット用語だと思っていたのですが、予想と全く違いました。
元はといえば糖尿病の治療食
この記事にアクセスしているあなたはおそらくご存知かと思いますが、糖質制限食というのは元はと言えば糖尿病の治療食だったんですね。
糖尿病といえば、以前にインスリン注射というものを打たなくてはいけないと聞いたことがありました。
なので普通に考えればインスリンが増えることは良いことだと思っていたのです。
血糖値が上がることと、インスリン分泌との関係性、メカニズムを知るまでは・・・
3大栄養素の中で血糖値をあげるものは?
人は口から食べ物を入れて栄養を摂りますが、通常はいわゆる3大栄養素と言われるものがメインの栄養素です。
すなわち、炭水化物、タンパク質、脂質ですね。
炭水化物=糖質+食物繊維ですが、基本的に食物繊維は血糖値にもカロリーにも影響がほとんどないのでここでは炭水化物を糖質と呼ぶことにします。
炭水化物と糖質、食物繊維の関係はこちらの記事を参考にしてくださいね。
話を元に戻しますが、3大栄養素の中で血糖値をあげる作用があるのは炭水化物、すなわち糖質だけなんです。
ここまではいいですよね。
糖質を摂った時にインスリンは?
裏を返せば糖質を摂取すると血糖値が上がることになります。
血糖値が上がると、すい臓からインスリンが分泌してきて血糖値を下げようとするわけです。
血糖値が上る前の値のことを空腹時血糖値、食事後の血糖値のことを食後血糖値といい、両者の幅が広くなることをブドウ糖スパイクといいます。
ブドウ糖スパイクが起こっている時には血管内をブドウ糖が高速で飛ばしていますから、結果として血管内皮を傷つけたりしますね。
ここまでの説明で、糖質を摂取すると血糖値があがりインスリンが分泌されることがわかったと思います。
なので糖質の摂取量を制限する糖質制限食はインスリンの分泌を防ぐというメカニズムです。
インスリンが中性脂肪を取り込むロジック
最後におまけですが、血中で使い切れなかったブドウ糖はインスリンの働きによりグリコーゲンとして肝臓と筋肉に貯蔵されます。
それでもしまいきれなかったブドウ糖が同じくインスリンにより中性脂肪として蓄積されてしまうので結果として肥満が起こるというわけです。
基準値を超えればメタボリックシンドロームになることは言うまでもありませんね。
ぜひお互いにそうならないように糖質制限を生活に取り入れてみましょう!
私は現在朝と夕食で主食を抜いています。