糖質制限中でも脂質なら摂り過ぎても大丈夫?
体重減少の効果が表れやすいとして昨今のダイエットでは糖質制限が主流になりつつあります。
個人的には糖質制限はダイエット法というよりは食習慣の改善が本質だろうと思っていますが、短期的に体重が減るのは事実ですよね。ただそれを言ったらダイエットだって本来は健康体を維持するために適切な体重に持っていくことと定義されてもいいのだと思いますが。
おっと、のっけから本題からそれそうでした(汗)
ということで、この記事では、糖質制限中なら脂質を摂り過ぎても問題はないのかについて調べましたでシェアしたいと思います。
糖質制限ダイエットとは?
糖質制限と脂質との関係をお伝えする前に、少しだけ糖質制限ダイエットについておさらいをしておきたいと思います。
現在の主なダイエット理論は糖質制限ダイエットとカロリー制限ダイエットです。
そしてカロリー制限ダイエットでは脂質はかなり制限しないと減量効果が認められません。そのことについては次項で少しお話したいと思います。
対する糖質制限ダイエットのほうは制限すべきは文字通り糖質で、基本的に糖質以外のものであれば何でも食べていいと言われています。
そこでふと疑問に思ったのがこの記事のタイトルになっているように、
「糖質制限をやっていれば、どれだけ脂質を摂っても大丈夫なのだろうか?」
ということです。
糖質制限をしていれば脂質を際限なく摂ってもいいはウソ!?
しっかりした答えにまだ出会っていないのですが、今のところの印象から言えば、糖質制限をしているからといって脂質を摂り過ぎてもいいわけではないということです。
糖質制限をすると別名「肥満ホルモン」と呼ばれているインスリンの分泌量が減るので、結果として糖質が中性脂肪として貯蔵されるのを抑制します。
なので太りにくい体質を作ってくれるのは事実です。
そして基本的には糖質さえ制限すれば、他に何を食べても構わないのですが、その根底となっているのは従来摂っていたカロリーと同じレベルなら糖質以外に何を食べても構わないということのようです。
この辺のことは深い理解をせずに情報発信をしている人が多いので注意が必要ですね。
糖質制限の本質は三大栄養素の比率を変えること
どんな栄養素の摂取がカロリーの摂取になるのかというと、三大栄養素である
- タンパク質
- 脂質
- 炭水化物
です。
上記の推奨摂取カロリー割合は、概ね「タンパク質:脂質:炭水化物=15:25:60」だとされています。
ここで炭水化物でカロリー摂取に寄与するのは糖質ですから、糖質制限をすると炭水化物の割合が減るわけですよね。つまり
「糖質以外なら、何を食べてもいいですよ~」
という囁きは、前提として元々摂取していたカロリー以内ならという条件が付いていると考えたほうが良さそうなんです。
ここで気になるのがどの栄養素がどのくらいのカロリーがあるかですが、1gあたりのカロリーは「タンパク質:脂質:炭水化物=4kcal:9kcal:4kcal」。
先ほど「脂質はかなり制限しないと減量効果が認められません。」と書いたのは脂質は1gあたりのカロリーが高いため、カロリー制限ならまずは脂質を減らすことが有効になるからなんです。
なので糖質を制限したからといって脂質を摂り過ぎると元のカロリーは超えてしまいがちになりそうですが・・・
私の経験からすると糖質制限を始めると、なぜか全体の食べる量が減るのもそうですが、脂っこいものも避けがちになります。(年齢もあるんですかね・・・泣)
実際に肉や魚もソテーで食べる分にはさほど脂質の量は増えません。揚げ物は出来る限り避けたほうがいいですね。ポテトフライとかは糖質と脂質でダブルパンチです。
ということで、私なりの見解をまとめますと!
糖質制限をすることによりカロリー摂取量の糖質(炭水化物)部分の割合が減少するので、その減少分であれば脂質やタンパク質を気にしないで摂っても構わない。
でも決して脂質を摂り過ぎていいわけではない。
こんな感じで今日のところは勘弁して下さい(笑)
今後も研究していきます。