有酸素運動で脂肪燃焼が始まるまで時間はどのくらい?脂肪燃焼ボーナスって?
40代男性がモテボディを作ろうと思った時に、いの一番に超えなければいけない壁がメタボ解消。
有酸素運動でメタボな体脂肪を落としていくのがスタンダードですが、果たして有酸素運動で脂肪燃焼が起こるのは運動を始めてどのくらいからなのでしょうか?
有酸素運動の“20分の壁”はもう無くなった?
少し前までは最低でも20分は有酸素運動を続けないと脂肪の燃焼は起こらないよと言われていました。
いわゆる“20分の壁”ですね。
ところが最近では有酸素運動で消費したカロリーはトータルで捉えるようになりました。
つまり5分だけ走ろうが10分走ろうが、有酸素運動の強度やペースが同じならば運動した合計の時間だけ均等に脂肪を燃焼するという見解です。
ということは?
結論から言えば最初から効果ありです
そうです、先に答えを言ってしまえば、有酸素運動で脂肪燃焼が始まるまで時間というのは限りなくゼロ分ということになります。
つまり有酸素運動が始まれば、最初から脂肪燃焼は起こるのです。
なので仮に、すべて早歩き(有酸素運動)するとして、自宅から駅まで12分歩いて、会社の最寄り駅から会社まで5分歩く。
そして会社から最寄り駅まで5分歩いて、最後にまた駅から自宅まで12分歩いたとしたら合計34分が、その日、脂肪燃焼に使われた有酸素運動の時間ということになります。
以前は、最低でも15分~20分は連続して有酸素運動を行わないと脂肪の燃焼効果はないと言われていたわけですから画期的にやる気がでる世の中になりましたよね。
まるで我々中学高校の部活では水分の補強は我慢してナンボという世代からしたら、運動中は喉が乾く前に水分を補給しないと危険とまで言われる時代になったのと同じくらい画期的です(笑)
ニュアンス伝わります?
ということで現在では脂肪燃焼のための最小有酸素運動量みたいのはないのですが、それでは昔、“20分の壁”を信じてダイエットをしてきた世代にとってはあまりにも理不尽!
仮に20分以上連続して有酸素運動をしたら何かいいこと待ってないの?
という気にもなりますが・・・
実はいいこと待ってたんです!
長く有酸素運動を続けることのボーナスとは?
確かに短時間の有酸素運動でも脂肪燃焼には寄与するんですが、長く連続することのメリットも見つかりました。
それは長く運動をすると、筋肉の中で体脂肪をエネルギーに変換する役割を果たすミトコンドリアが増えたり、脂肪細胞で脂肪酸に分解する酵素であるリパーゼが活性化したりすることです。
これらの現象は、ATPというエネルギー物質が枯渇しないと起こりにくく、ATPを枯渇させるためにはある程度連続した有酸素運動が不可欠だからです。
ということで、ある程度継続した運動は効果的な脂肪燃焼のボーナスみたいなものなんですね。
ということで、有酸素運動を始めれば、その瞬間から脂肪燃焼に寄与するんですが、連続した運動は脂肪燃焼ボーナスをもたらすというお話でした。
ただし時間さえなれば20分間有酸素運動をするというのは、特段苦しい時間ではありません。
確かに真冬の寒さや真夏の炎天下で20分は注意が必要ですが、楽しく安全にできるだけ長く続ける有酸素運動を取り入れてみてはいかがでしょうか?
1回20分くらい継続するのが目安です。
何も走るだけが有酸素運動ではないですし、ジョギングだとしても止まらないかぎり途中でウォーキングを入れても連続した運動とカウントされますので。