ダイエットのための有酸素運動で脂肪が最も燃えやすい心拍数は?
子供の頃はひたすらダッシュをすれば、体力の消耗も激しいという経験をしてきました。
ところがダッシュのような走り方は当然無酸素運動ですから脂肪の燃焼には効率的ではありません。
だとしたらダイエットのために有酸素運動をする時、どのくらいの心拍数が脂肪燃焼には最適なのでしょうか?
脂肪を燃やすのに最適な心拍数と運動強度についてお話していきます。
ダイエットの効果を決定づける2つの要素
ダイエットに最大限の効果を発揮するためには2つの側面から考えていく必要があります。
糖質と脂肪、どちらの消費量が多い?
運動の二大エネルギーと呼ばれているものが糖質と脂質です。
当然、脂肪を燃焼したいのですから脂肪を消費したいわけですが、あまりペースを上げ過ぎる、つまり運動強度を高めてしまうと糖質から消費していきます。
なので出来る限り遅く走ったほうが脂肪の消費割合を増やすことに繋がるのです。
消費カロリーが多いペースは?
脂肪の消費割合を増やすことを考えれば出来る限り遅く走ったほうがいいのですが、その一方で遅く走ると消費カロリーが少なくなるという問題が発生してきます。
つまりダイエットに効果的な有酸素運動をする時に必要なのは次の二つを同時に満たすものなんです。
- 脂質の利用率が最大
- 消費カロリーが最大
ということで、運動強度の目安になるのが有酸素運動をする際の心拍数なのであります。
脂肪の燃えやすい心拍数
最適な心拍数はいくつかという問題は、どのようなペースで走るのが一番脂肪が燃えるのかということと一緒ですが、結論から言ってしまえば
「理論上の最大心拍数の50~60%」
というのがいろいろな資料を見た結果ですね。
具体的には下記の式でダイエット目的の有酸素運動に最適な心拍数が求められます。
【({220-年齢}-安静心拍数)×運動強度60%+安静時の心拍数】
例)43歳で安静時心拍数が65の場合
【({220-43}-65)×0.6+65】=132
ということになります。
これでだいたい少しは辛いけど、あまり息が切れる事無く、話しながら走れるというペースです。
ゆっくり長くがダイエット目的でジョギングをするコツですので、脂肪の燃えやすい心拍数を意識して走りましょう!