ダイエット目的で有酸素運動をするのに効果的な時間はどのくらい?
ダイエットを目的とする場合に取り組むことは食事制限と適度な運動、そして睡眠も重要です。
ここでは運動についてお話しますが、中でもダイエットに有効だと言われているのが有酸素運動ですね。
では一体、ダイエット目的で有酸素運動をする場合には、どのくらいの時間すれば効果がでるのでしょうか?
有酸素運動の時間と効果は比例する
結論から言えば、今では有酸素運動と時間の関係は正比例します。
つまり5分でも、10分でも有酸素運動をすれば効果があるということです。
まあ普通に考えて当たり前のようなきがするのですが、少し前までは有酸素運動は最低でも20分は連続してやらないと脂肪燃焼の効果はないとまで言われていました。
理由は運動をするとまずは糖質(グリコーゲン)から消費されるからということです。
つまり体脂肪が分解された脂肪酸が燃焼されるまでには有酸素運動をはじめてから20分ほどかかると思われていたのです。
そのことがダイエットで有酸素運動をする高いタードルとなっていた時期もありましたね。
現在では、繰り返しますが5分でも、10分でもやれば効果はでますので、例え細切れでもウォーキング等の有酸素運動に取り組みましょう。
とはいえ、今までの定説である、いわゆる“20分の壁”というのは全くの間違いだったのかというとそうとも言い切れません。
連続して有酸素運動をするメリット
連続して有酸素運動を続けることにメリットはあります。
筋肉細胞の中で、体脂肪をエネルギーに変えるミトコンドリアが増えたり、脂肪細胞で体脂肪を分解する酵素である、ホルモン感受性リパーゼの活性が上がったりするのです。
このような変化は、一定程度継続して有酸素運動を続けて、細胞内にあるATPというエネルギー物質が枯渇しないと起こりにくいものなのです。
ということで有酸素運動を連続してやれば上記のようなシナジー効果が生まれるんですね。
止まる時間を作らなければいいだけなので、一番運動強度が弱いのはひたすらウォーキングすることですが、有酸素運動にランニングをするのなら時折歩いても大丈夫です。
まとめると、ダイエット目的で有酸素運動をやる場合、20分未満でも効果はあるが、時間的に1回20分以上連続して有酸素運動をすればATPというエネルギー物質が減り、脂肪燃焼効果が高まるというお話でした。
毎日は難しいかもしれませんが、できれば週に3回ほど1回20分以上連続して有酸素運動をやってみてはいかがでしょうか?