痩せるには運動だけしていればいいという思考の3つの罠
ダイエットメソッドにはかなり思い込みも多いのですが、その中の一つが痩せるには運動だけしていればいいという思考。
確かに運動をすれば痩せるのは言うまでも無いのですが、どれだけ痩せるのかという効果、効率まで考えると運動だけして痩せるのはあまりよい方法では無いというのがわかってきます。
もしあなたに、痩せるには運動だけしていればいいという思考が働いているとしたらこの先を読み進めてみてください。
なぜ運動のみで取り組むダイエットが効率が悪いのかを解説します!
運動だけしていればいいという思考に潜む3つの罠
「痩せるには運動だけしていればいい」
というか、どちらかと言うと
「運動さえしていれば多少普段よりも多めに飲食をしても構わない」
かつての私はこのように考えていました。しかし実はこの思考こそが運動をメインと捉えたダイエットに潜むバグだったのです。
それではその思考のバグ、罠を順に3つお伝えして参ります。
食欲が増す
「運動したあとは普段よりも食べても大丈夫」と思うのは誰しもが同じでしょう。私とて特に仲間内とテニスやスキーをしたあとは普段はあまり飲まないビールなんかをゴクゴクと喉に入れたものです。
っていうかスキー場にいくと昼間っから呑んだりしてましたね(汗)
実はこれ、必ずしも、外に出て開放されているからとか、運動をしたから大丈夫だという気分的なものだけではないんです。
運動をするとまずは肝臓や筋肉に蓄積されているグリコーゲン、つまり糖質からエネルギーを消費していきます。なので糖質が奪われたと思った脳は即座に「糖質を補給せよ」という司令をだすんです。
つまり、気分的ではなくて生理的にも運動後は食欲が増してしまうというわけです。
さらにお酒を飲んだ時などは制御がきかなくなり、結果的に消費したカロリーよりも多く摂取してしまうことも。。。
スポーツクラブなどで運動をしているのに痩せられない方の多くはこのタイプだと知人のパーソナルトレーナーが分析していました(笑)
時間効率が悪い
年を取ったのか、最近は30分ほどのジョギングでもハーハーいってかなり運動した気分になります。
では実際にどのくらいのカロリーが消費されているかというと、体重50キログラムの人が30分ジョギングして消費するカロリーは200キロカロリー程度。
1kgの脂肪を燃焼するのに7,200kcalの消費が必要ですから、毎日30分ジョギングしたくらいでは食べる量は今までと変わらなかったとしても1ヶ月で1kgまでは脂肪が減らないことになります。
しかも毎日30分走るとなると走っている時間だけではすみませんよね。
少しはストレッチもしたいし、夏場ならば走ったあとにシャワーも入りたいでしょう。仕事が終わったあとならばお風呂に入る時間は埋没するかもしれませんが、昼休みなどを利用するとなるとかなり時間がロスします。
継続が難しい
まとまった時間が必要であったり、自分が思ったよりも体重が減らないというギャップがあるので継続が苦しいというのが最後の罠です。
特に運動だけで痩せようとする人は気合が入りまくっている場合が多いので序盤のペースが早いんですよね。お酒で言えば飲むペースが早くて結果として先に潰れて寝てしまうタイプです(笑)
ということで、「痩せるには運動が一番」と気合を入れた場合は運動自体が続かなくなる恐れが非常に高いです。
では痩せるためには運動だけするのではなく何を組み合わせればいいのでしょうか?
いまやダイエットの基礎知識となりましたが・・
結論から言ってしまえば痩せるために運動と組み合わせるべきは食事習慣の改善です。
むしろ運動と組み合わせるというレベルではなくて、食習慣の改善がメインと言ってもいいくらいです。いやメインです!!
運動は食習慣の改善があってこそ魅力的な体を形成するのに役立つものなのです。
ダイエット、つまり単純に体重を減らしたいだけなら8~9割は食事の影響が大きいので、あなたもぜひ食習慣を見直すことから始めてみてくださいね!
そしてある程度体重が減ってから、あなたの目指すボディによって有酸素運動や筋トレを組み合わせていきましょう。