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糖質と脂質摂取に見る貧困との関係を探る


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以前宿泊施設で働いていた頃、中国人従業員に「チュウゴク、オナカオオキイ、オカネモチヨ」と言われたことがあります。

 

まあつまり、当時の私が肥満でして、それをかばう発言だったことなのはあたなにもすぐにわかったでしょう(笑)

 

その後、数年前からフィリピンに頻繁に渡航するようになってからも今度はフィリピン人女性から「ダイエットヒツヨウナイヨ、オナカオオキイオカネモチダカラ」と・・・

 

上記の2つの会話から宿泊施設で働いていた頃と体型が変わっていなかったことがわかります。

 

いやそうでなくて・・・

 

今さら説明することはないですが、肥満はいわゆる贅沢病だと言われて久しい時代が続いていたわけですね。新興国では肥満は贅沢の印だと今でも思われています。

 

しかし、肥満は実は貧困国のシンボルでもあったのです。

 

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脂肪を摂取すると体に悪いは間違い?

2006年、栄養素摂取の2つの研究が発表されました。

 

ひとつは米国の大規模介入試験で5万人弱の閉経女性を対象にしたものです。(米国医師学会雑誌)

 

エネルギー摂取の脂肪比率を20%に抑えたものでしたが、制限しなかったグループと比べて、心血管疾病、大腸がん、乳がんのリスクが低下することはありませんでした

 

もう一方の研究はハーバード大学のグループによる研究で、アメリカの女性看護師8万人強に対して20年間の追跡調査をしたものです。(ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン誌)

 

その結果、炭水化物(糖質)を抑えて脂肪とタンパク質の割合を高くした食事でも、冠動脈疾患のリスクは上昇しなかったという調査結果が出ています。

 

そうほう権威のある業界雑誌なので信ぴょう性は高そうですね。

 

上記の結果からわかることは、直接肥満には触れられていませんが、少なくとも脂肪が体に悪いとはいえなさそうです。

 

そればかりか、細かい話はさておき、全米健康調査(NHANES)が約30年間かけて行った大規模な調査によれば、脂肪の減少は逆に肥満を増大させたという結果が残っているのです。

 

では肥満の原因は一体何なのでしょうか?

 

 

貧困国におけるエネルギー摂取の実情

ズバリ肥満の原因は糖質(炭水化物)の摂取割合が高いことだと推定する説が非常に高くなっています

 

その証拠に現在日本ではダイエットといえば糖質制限ダイエットが主流ですし、糖質制限はダイエットだけではなくて健康全般に良いとされてます。

 

糖質制限関連の本もたくさん出ていますよね。

 

人がエネルギーを摂取しようとすると主に3大栄養素と言われるタンパク質、脂質、炭水化物から摂るわけですが、

 

その中でも貧困国では糖質摂取(炭水化物摂取)の割合が高くなっていることがわかっています。

 

理由はエネルギーをタンパク質や脂質から摂ろうとすると、魚や肉を多く食べる必要があるため、それだけエンゲル係数が上がるからなんですね。

 

ひとことで言えば、お金がなくてタンパク質や脂質を摂取すべく食材を購入できずに糖質の割合が増えてしまうからということになります。

 

 

フィリピンにおける主食観察

私がはじめてフィリピンを訪れたのは2010年12月。

 

その頃から徐々に発展してきているもののこの記事を書いている2015年秋に訪問した際でも、まだまだ中産階級が大部分を占めるという形には決してなっていません。

 

そんな中、私が注目したのがフィリピン人のお米好き。本当に毎食と言ってもいいほどお米を食べます。

 

典型的な食事はおかず1品にお米。おかずは魚や肉の1品料理が多いんでしょうですね。

 

日本人の食事摂取基準の目標値の3大栄養素摂取割合( エネルギー産生栄養素バランス)の目標値は、

 

タンパク質:脂質:炭水化物=13~20%:20~30%:50~65

 

限りなくフィリピン人の栄養摂取状況は上記に近いか、糖質(炭水化物)過多になっているのかなという気がします。

 

ということで、貧困国ではコスト的に脂質やタンパク質を摂取するよりも、安価な糖質(炭水化物)を摂取する割合が大きいため肥満も増えるという関係についてお話しました。

 

現在では、決してお腹が大きいからリッチだというわけではありませんのでお互いに注意しましょう!

 

 

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