ダイエットで1時間ウォーキングした時の具体的な効果って?
ウォーキングは健康によいことでよく知られています。
なおかつ運動の中では比較的強度が低いので、今まで、というか40代まで体を動かすことをサボっていた場合にはウォーキングから始めるのが効果的ですね。
これは何も健康のために歩くことだけではなくて、ダイエットについてもいえますね。
痩せたいからといって、急激にジョギングを始めるのは老体に鞭打つことになり、かえって不健康です。
そこで特に40代になってからのエクササイズはウォーキングから始めるのがおすすめなわけですが、よく言われる1時間あたりのウォーキングでどのくらいのダイエット効果が出るのでしょうか?
ペース毎の消費カロリー
1時間のウォーキングでどれくらいの効果が出るかというのは、
「引き締まる」とか「1ヶ月で体重が何キロ減る」
という表現はなかなか難しいんですね。
なので、結局何カロリーの消費が見込めるのかということになってしまいます。
そして、その消費カロリーもウォーキングのペースによっても違うことがわかっていますので、ここでは3つのペースごとに消費カロリーの目安をご紹介します。
- ゆっくり歩く(1時間で3.6kmのペース):150~200キロカロリー
- 少し早く歩く(1時間で6kmのペース):300~400キロカロリー
- 小走りで歩く(1時間で8.4kmのペース):500~750キロカロリー
以上のような感じになります。
体重減少の簡単な計算式
ここまで来たら消費カロリーがわかったとはいえ、実際にどれくらい体重が減るのかを知りたいのが人情。
ということで、簡単な式をご紹介しましょう。
消費カロリー(キロカロリー)≒体重(kg)×距離(km)
体脂肪1グラムを消費するために必要なカロリー=7.2キロカロリー
これらの式から、体脂肪を1kg減らすには7,200キロカロリー消費することが必要ということになります。
はや歩きペースの場合(1時間6km)
体重70kgの人が、少し早歩きのペース(時速6km)で1時間歩くと、
70kg×6km=420キロカロリー
420キロカロリー÷7,200キロカロリー=約58gの体脂肪を消費する
ということになりますね。
このペースだと、体脂肪(まあ体重と考えましょう)1kg減らすのに延べ17.2時間ウォキーングすることが必要になります。
ゆっくりペース(1時間3.6km)
この場合は
70kg×3.6km=252キロカロリー
252キロカロリー÷7,200キロカロリー=約35gの体脂肪を消費する
ということは同じく1kg減らすのに延べ28.5時間ウォキーングすることが必要になります。
毎日歩いても1kg体脂肪を落とすのに、ほぼほぼ1ヶ月かかるということです。
とは言っても、食べるものの計算はしていませんので、今までよりも食べる量を減らせばもっと体重も減ると思いますし、逆にウォーキングをしておいしく食事がいただけるので、今までよりもよく食べてしまったら1kgなんて減らないということになります。
まあ歩くことはダイエット効果だけではなくて、他にも血圧が下がったり、糖尿病の予防になったりするデータも出ているようですから、ウォーキングは非常におすすめです。
ウォーキングの習慣をつけて、さらに体を絞りたいようなら、より脂肪燃焼効果の高いジョギングに移行するといいですね。